ビジネスジェット(プライベートジェット)搭乗体験記

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ビジネスジェット(プライベートジェット)とは

ビジネスジェット(プライベートジェット)とは、

ビジネスジェット(business jet, 略してbizjetとも)とは、数人から十数人程度を定員とする小型のジェット機の中でも、企業や富裕者がゼネラル・アビエーション(つまり公共交通や一般大衆を搭乗させる旅客運送ではない用途)に使うことを想定して設計・製造されているもののこと。実際にはほとんどが企業幹部(エグゼクティブ、つまり企業経営者や重役)などの人員輸送で使用されている。カンパニー・ジェット、コーポレート・ジェット、エグゼクティブ・ジェットなどとも呼ばれる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

また、その種類は以下のように優に10社以上存在しています。

メーカー一覧

エアバス
エンブラエル
ガルフストリーム (ジェネラル・ダイナミクスの子会社)
シーラス (2011年から中航通用飛機の子会社)
セスナ (テキストロン・アビエーション(英語版)の子会社)
ダッソー
ピラタス
ボーイング
ホーカー・ビーチクラフト(2013年からテキストロン・アビエーション(英語版)の子会社)
ホンダ エアクラフト (本田技研工業の子会社)
ボンバルディア
リアジェット(1990年からボンバルディアの子会社)
 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

通常の旅客機より高高度を飛ぶため、振動も少なく快適な空の旅を実現しています。

また、出入国手続きは専用のスペースで行うため、通常の飛行機の搭乗手続きのような待ち時間はありません。空港に到着したらすぐに搭乗し、飛び立つことが可能です。

究極の快適さと時間の短縮を追求できるのがプライベートジェット(ビジネスジェット)の最大の強みと言えるでしょう。

日本のプライベートジェット ホンダジェット

日本のプライベートジェットとしてはホンダエアクラフト社のホンダジェット(HondaJet)があります。正確にはアメリカの会社ではありますが、あの本田技研工業の子会社です。

このサイズのビジネスジェットとしては室内が広く、乗り心地も良く、機内が静か。エンジンを翼の上に置きそれを実現しました。その他諸々の最新の設備も搭載しており、かつ値段もリーズナブル(5億円くらい)。

HondaJet。2017年、米国Flying誌のFlying Innovation Awardを受賞。
Sergey Ryabtsev 
2005年のオシュコシュ航空ショーにてデモ飛行中のホンダジェット

プライベートジェットを購入するには幾らかかるのか

価格は、そのHondaJetのような6~7人乗りの小型のもので500万ドルくらいのものから、ガルフストリームのような10人以上ゆったり乗れる大きめの機体で6000万ドル以上など(中古では3000万ドルとかのようです)。

プライベートジェットの維持費は幾ら?

その他にも維持費や燃料費、保険代などについては、どこの国に置くのか、機体のサイズなどによって様々ですが、毎年莫大な運用コストがかかってきます。

購入金額の5%〜くらいかかるようです。

プライベートジェットのチャーター(レンタル)代は?

また、所有ではなくチャーター(レンタル)という手段もあります。そちらを選択するにしても莫大な金額がかかります。

例えばフィリピンへ往復するだけで、1500万円近くかかるようです。なんという金額感なのでしょう。ふう…。

距離と機体の大きさなどで変わってきますが、1時間飛んでだいたい100万円〜150万円、といった感じだと思います。

たくさんの実機を一気に見学してきました

そんな高価なビジネスジェット(プライベートジェット)。

搭乗はもちろんですが、実機見学の機会もそうそうあるものではありません。

そんな中、つい先日、

アメリカでNBAA(全米ビジネス航空協会)の年次コンベンション(ビジネスジェットの展示会)という催しがあり、そこに参加する機会を得ました。

まずは、コンベンションセンターでの屋内展示物からご紹介です。

各社のブースが展示されています。

機体以外にもビジネスジェットに関する様々なものが展示されていて、航空産業のビジネスとしての裾野の広さを感じさせます。

そしてそのあと、近くの空港の展示会場に移動。

そこでは20社以上の40~50機もの実機が展示されていました。

そして一部の機体では中も見学。快適な椅子。なんともラグジュアリーな空間。

ビジネスジェット搭乗体験

そうして日を改めて、

今度はいよいよ、実際に空を飛ぶビジネスジェットに搭乗することとなりました。

今回、こちらの機体に乗りました。

セスナ社 CITATION M2(サイテーション M2)
全長: 1,550 nm
最高速度: 404 ktas
最大搭乗人数: 7 

最大で7人乗りの小型のビジネスジェット(プライベートジェット)です。

小型とはいえ、身近に見るとそれなりの大きさを感じます。

中は乗り込む際には狭そうに感じましたが、座ってしまうと椅子も空間も全く狭さを感じませんでした。

搭乗席と運転席。椅子は快適な座り心地。
短時間でスムーズに離陸。揺れもなく静かな飛行。
運転席とその先の窓がすぐそこに。

ビジネスジェット専用の滑走路に到着。着陸も静かでスムーズでした。

今回のビジネスジェット(プライベートジェット)搭乗は、アメリカの国内線でチャーター搭乗。

到着した先の空港で日本までの通常の民間機に乗り換えました。

その空港内の乗り換え用のリムジンサービスでの送迎です。こちらはオプションサービスでした。

こうして、ビジネスジェット(プライベートジェット)搭乗体験は無事終了しました。

またこうして乗る機会が得られるよう、仕事頑張ろう。

ビジネスジェット:日本での普及状況

日本ではまだまだ普及していないビジネスジェット(プライベートジェット)。

アメリカでは1万機以上が運用されていて、当たり前に使われているビジネスジェット(プライベートジェット)ですが、越えなければならない壁がたくさんあります。

 
【日本の実情】ビジネスジェット機はそのほとんどがN類小型機(最大離陸重量5,670 kg・12,500 lb以下)の枠に収まらず、日本の法律下においては空港への着陸制限、ランプ使用制限、飛行計画の提出期限など運航に対する規制が多い。航空法自体が大手航空会社の定期路線を想定して制定されたのが理由ともいわれ、運行コストが下がらず、柔軟な運航ができない原因となっている。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

規制の緩和、撤廃などの政策、地方空港の整備が待たれます。

日本の地方活性化のひとつの材料になるくらい、身近な存在になってくるといいのですが。

そうなると運用コストも下がり、もっと気軽に乗れるものになってきます。

アメリカではビジネスクラスに乗るプラスアルファの感覚でチャーター利用がされていたりもするようです。

日本にもそんな時代が来ることを願うばかりです。

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