始動:新しい仕事が動き出した
前回までのコーチングセッション。
そこでは、なかなか新しい仕事の動きが具体化できない時期でもあり、迷う日々が続いており、行きつ戻りつの「サボタージュ」に悩まされていました。その顛末は以下の前回の記事で紹介しています。
ようやく引き継ぎ業務も終わり、いよいよ新しい仕事に、新しい目標に集中出来る環境が整いました。
ちょうどこの頃、OKRを初めて導入。
OKRを運用した当初は、実際にどのように運用していくのか、試行錯誤しながらの取り組みでした。
ただ、私個人が新しい仕事で掲げていた目標が、元々相当難易度の高い、実現可能性が厳しいようなものでしたので、その目標をそのままOKR目標へと転用し、取り組みを開始しました。
そうしてOKRに取り組みながら、新しい仕事が具体的に進展し出し、小さな成果も生まれ、流れが出てきました。ようやく始動、です。
試行錯誤:失敗と方針転換と
新しい仕事での壁
それから少し経ってからのこと。
実際に新しい仕事に取り組み出してみると、上手くいかない状態に悩まされるようになりました。
さっそく壁にぶち当たったのです。
目標へ向けて必要な範囲だと想定し、計画していた対象が、それだけでは目標到達には現実的ではない、ということがわかり、計画自体の再考、リセットが必要な事態に陥ったり。
また、その後練り直した計画も、
- やろうと考えていたことが自分のキャパシティを大きく超えていて、スケジュールに収まらない
- 抜け漏れなくやろうとしたが、初めてで慣れない仕事を全て自分だけで、しかも大量にこなさねばならないため、こぼれ落ちるタスクが出てきた
結果的に、その再設計した計画も想定していた通りに進まないどころか、大きくビハインドすることとなり、またまた計画をリセットして立て直さねばならず、精神的に苦しい局面が続いていました。
焦りと不安の中で
「なんとかしよう」
「なんとかせねば」
と気持ちが焦れば焦るほど内心の苛立ちも募る。
しかし、
「その感情に負けてはいけない」
「飲み込まれてはいけない」
と自分の負の感情から目を背けていればいるほど、余計に激しい感情になっていっていたりと、悪いスパイラルに陥ってきていました。
コーチングでのアドバイス
ところに迎えたのが、ちょうど次のコーチングセッションでした。
ここまでの経緯を報告したところ、すぐに事態を察したコーチからの一言。
感情は起こるものだ
「不本意なんだ」と、その感情を認めることから始めよう
このコーチの言葉から、マイナスな感情との付き合い方、向き合い方のコーチングが始まりました。
感情を認める:マイナス感情の存在と向き合う
コーチングが始まりました。
・感情については、揺れ動くものだと認める
・物の味方を帰ると感情は変わる
・感情が出てしまっている時はそのまま見ておく
・「不本意」と思ってはいけない、と抑え込もうとすると「暴発」する
このように「感情」を受け止めること。「感情」との付き合い方として、ちゃんと認めることが大事であること。
では、この感情を受け止め、対処するとしても、その方法は、コントロールする方法は、いったいどのようにすれば良いのでしょうか。コーチングは続きます。
感情をコントロールする方法
本来なら、相手がいるとやりやすくていいのだが。セルフでやる場合は、自分に自分でどんな感情を持っているのかを聞く「起点」が必要だ。
「書く」
「言葉に出してぶつぶつ呟く」
でもいい。
「私はこの感情を持っています」
と「感情」を持っているということを言語化するといい。
その際には「手」をつかうのもいい。
「感情」を「手」に、物理的に置くイメージで。
心の中から切り離すイメージで。
「なるほどな。心の中の『感情』を『手』に持っているな。」
となるまで、何回も何回も試してみる。何回も何回もやってみる。
手に乗る感覚を持てるようになるまで、何度でも何回でもやる。
感情を手に持てるようになったら。
「持った」ら「手離す」。手から離す。本当に手離すんだ。
「持っています」
「手離します」
この2パターンのみだ。
手離したら。
持っていたものは、「感情」は物理的に感じていたものなので、「エネルギー」なので、消えていく。
タイムマネジメントと感情マネジメント
これから仕事を進めるに当たって、未知の航海を続けていくに当たって必要となるのが、
タイムマネジメントと感情マネジメント。
タイムマネジメントは、OKRで整えていくことで解決していきました。
PDCAを回し続けて改善し続けて、効率と高さを目指して。これでペースを掴めるようになっていきました。
一方の、感情マネジメント。
感情は一度手離してもまた来てしまうもの。何度でも来るもの。来てしまうのだから、仕様が無い。来るな、とすると、人間ではなくなる(笑)
感情コントロールのためのルーティーン。
「感じとって」
「握って」
「手離す」
ストレッチ、体操と同じ。心の柔軟体操。
このやり方を知っているとすごく便利だ。
タイムマネジメントでのセルフコントロール。
感情マネジメントでのセルフコントロール。
ここで覚えたこの二つのやり方は、この後の私にとって、とても貴重な、大きな財産となりました。
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